症例ブログ

【眼科】犬の角膜内皮傷害 〜実際に受診された子たちと眼の病気の紹介②〜

眼科特診ブログ②です! 

皆さん、こんにちわ。

 

りんごの樹動物病院、勤務医のコムラです。

 

今回も10月に来た子たちのひとりをご紹介します。

 

もしかしたら、高齢の子たちでは見かける事が多い病気かもしれません。

柴犬の子の角膜内皮傷害

10才の柴犬さんです。

 

この子は左眼だけが白く濁っているとのことで相談に来られました。

 

検査の結果は、角膜内皮傷害

 

眼が白いという病気で有名なのは白内障というものがありますが、

 

今回は、それとは場所が異なる部分の眼の濁りがありました。

 

白内障は水晶体という眼の中のレンズの部分、

 

角膜内皮障害はという眼のいちばん表面の部分

 

の濁りが出てしまう状態です。

画像

りんごの樹動物病院 | 愛知県安城市の動物病院です
右眼

こちらの濁りはあまり目立ちません。

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左眼

右眼と比べると白く濁っているのが分かります。

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右眼の眼底写真

特殊なカメラで右眼の奥の視神経乳頭という部分が見えています。

りんごの樹動物病院 | 愛知県安城市の動物病院です
左眼の眼底写真

右眼と比べて視神経乳頭の輪郭がぼやけているのが分かります。

実際にこの程度、右眼よりも視力が落ちているということになります。

今回の子の角膜内皮障害は、

 

特に大きな病気が隠れているわけではなく、

 

恐らく加齢に伴った変化であるだろうとの診断でした。

 

その場合は、

 

確かに右眼に比べて左眼の視力はぼやけて落ちているだろうけれども

 

この先、失明してしまう可能性は低いと考えられます。

 

しかし、この角膜内皮傷害というのは

 

眼が痛い病気失明してしまう病気が隠れている場合も多いんです。

 

なので、気付いた場合はやはり

 

なるべく早めに病院で相談してもらう事をお勧めします。

 

それでは、また次回に。

担当医

りんごの樹動物病院 | 愛知県安城市の動物病院です

滝山 直昭

Naoaki Takiyama

獣医師 / 医学博士 / アジア獣医眼科専門医 / アジア獣医眼科学会(AiSVO) /

アジア獣医眼科専門医会(AiCVO)Secretaryアジア獣医専門医協(AiBVS)Treasurer / 日本獣医眼科カンファレンス理事

▼プロフィール等はこちら

https://case.appleah.com/ophthalmology/

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