皮膚科担当 獣医師の近藤真名です。
今月も関口先生をお招きし、皮膚科特診を行いました。
今回は2つの症例を紹介します。
■ 体毛の薄い部分があるというご相談
種類:犬/トイプードル・メス/7歳
主訴:1歳前からお尻や後ろの足の毛がうすい。
診断名:脱毛症X疑い
治療計画:メラトニンの継続、麻酔かける機会があるようならマイクロニードル治療
そのため、皮膚病で病院にかかった場合でも、血液検査を実施する場合もあります。
■ 皮膚のかゆみがあり、毛が抜けていることも気になるというご相談
種類:犬/柴犬・メス/2歳
主訴:一才くらいからかゆみがある。ここ最近、前足の肉球をよくなめたり、あごの下をかいたりすることも。軽度な脱毛も見られる。
診断名:アトピー性皮膚炎疑い
今後の治療計画:飲み薬を処方し、かゆみの管理を行う。現状は良好。
今後は、かゆみのレベルに合わせて、飲み薬を調節していく。
飲み薬でかゆみの管理がうまくいく子もいます。
かゆみのレベルに合わせて、薬の量や投与間隔は調節していきますので、まずはご相談ください。
皮膚科でよくご相談のある「毛が抜ける」という症状。
毛が抜ける理由としては、主に「換毛期」と「疾患」が考えられます。
換毛期は、古い毛が抜けて新しい毛に生えかわる時期のことで、春(〜7月頃)と秋(~11月頃)に訪れることが多いです。トイプードルなどのシングルコートの犬種や、室内飼いのワンちゃんは、換毛期がはっきりしないこともあります。
換毛期の場合、毛が抜けても基本的に心配する必要はありません。
もう一つは体の異常からくる脱毛で、この場合は治療が必要となります。
アトピー性皮膚炎などの皮膚病が原因となる以外に、今回の症例のようなホルモンの異常により毛周期が停止し、脱毛することもあります。
換毛期以外の脱毛があったり、赤みやかゆみを伴う場合は、一度ご相談いただければと思います。
りんごの樹動物病院の強みである総合診療。
皮膚に特化した皮膚科特診と、血液検査をはじめとするさまざまな検査を通して、
ワンちゃん・ネコちゃんの皮膚のお悩みの原因を特定し、
疾患の早期発見・早期治療に努めてまいります。
皮膚科特診は毎月第四火曜日です。
皮膚の症状についてご不安なことがございましたら、ぜひ気軽にご相談ください。
担当医
関口 麻衣子
Maiko Sekiguchi
獣 医 学 博 士
日本獣医皮膚科学会 / アジア獣医皮膚科学会 / 日本獣医学会 / 日本研究皮膚科学会
▼プロフィール等はこちら

