症例ブログ

【眼科】 犬の白内障 〜実際に受診された子たちと眼の病気の紹介③〜

眼科特診ブログ③です! 

皆さん、こんにちわ。

 

りんごの樹動物病院、勤務医のコムラです。

 

今回も10月に来た子たちのひとりをご紹介します。

 

恐らく、皆さんの中でも最も身近に感じられる眼の病気の一つではないかと思います。

ミニチュア・ピンシャーの子の白内障

9才のミニピンちゃんです。

 

この子も両眼(特に右眼)が急に白く濁ってきたとのことで相談に来られました。

 

検査の結果は、白内障

 

眼が白いという病気で、前回は角膜内皮傷害の子をご紹介しましたが

 

今回は、年をとった子たちで最もイメージしやすい

 

白内障という病気を少しだけご紹介します。

 

前回の復習ですが、

 

角膜内皮障害は角膜という眼のいちばん表面の部分

 

白内障は水晶体という眼の中のレンズの部分

 

の濁りが出て、視力が悪くなる状態です。

画像

りんごの樹動物病院 | 愛知県安城市の動物病院です
右眼 【成熟白内障】

右眼の濁りはかなり強いですね。

ここまで濁りが強いとほとんど視力はありません。

こちらは成熟白内障という状態です。

りんごの樹動物病院 | 愛知県安城市の動物病院です
左眼 【初発白内障】

右眼と比べると眼底の光の反射が見えます(濁りがうすい)

こちらも実は白内障です。(あわつぶのようなものが見えますか?)

左眼はまだ視覚にそれ程影響の無い初発白内障という状態です。

ご存じの方も多いと思いますが、

 

白内障という病気は、いくつかの段階があり

 

徐々に進行していく病気です。

 

その進行度合は、

 

その子によって個体差があり、

 

右眼左眼でも全然違う場合もあったりします。

 

今回の子の右眼のように、

 

目に見えて真っ白という段階まで進行してしまうと、

 

手術以外に根本的な治療法はありません。(ヒトと同じですね)

 

ですが、手術以外の治療を勧めないというわけでもないんです

 

実際、滝山先生は

 

白内障の子に手術を強く勧める事はほとんどありません

 

白内障については、まだまだ伝えたいことは沢山ありますが

 

長くなるので、今日はこの辺りで

 

それでは、また次回に。

担当医

りんごの樹動物病院 | 愛知県安城市の動物病院です

滝山 直昭

Naoaki Takiyama

獣医師 / 医学博士 / アジア獣医眼科専門医 / アジア獣医眼科学会(AiSVO) /

アジア獣医眼科専門医会(AiCVO)Secretaryアジア獣医専門医協(AiBVS)Treasurer / 日本獣医眼科カンファレンス理事

▼プロフィール等はこちら

https://case.appleah.com/ophthalmology/

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